神の竹杖〈Bamboo Rod of God〉

― 高密度神性質量体による軌道降下型精密打撃兵器 ―

概要

神の竹杖（Bamboo Rod of God）は、従来のタングステン製の軌道投射兵器の代替として開発された自然調和型戦略打撃兵器である。地球低軌道から量子強化竹槍（Q-Take）を落下させ、重力と信仰をもって地上の標的を貫通・浄化する。

本システムは、環境に配慮しつつも戦略抑止力を維持するエコ・ドミナンス兵器として、2027年に国際自然軍事条約（INMT）で限定的承認を得た。

軌道設置高度：400 km（LEO）
**神聖軌道収束モジュール（Holy Descent Array）**を用いて
・軌道微修正（太陽帆式）
・姿勢制御（瞑想型AI：ZAZEN-IV）
投下命令は「祝詞プロトコル（Norito Protocol）」により暗号化・承認される
- 例：「竹の精、地に舞い降り、邪を貫け」＝発射コード

着弾速度 $v = 11.2 \, \text{km/s}$ （理想値）として、運動エネルギー $E$ は：

$$ E = \frac{1}{2} m v^2 = \frac{1}{2} \cdot 970 \cdot (11200)^2 \approx 6.09 \times 10^{10} \, \text{J} $$

これは**小規模戦術核（5 kt）**相当の運動エネルギーに近い。ただし放射線を伴わないため、クリーン破壊が可能。

一部では「竹ではミサイルに勝てぬ」という批判もあるが、神の竹杖は物理と信仰の融合兵器であるため、精神的な抑止力が高い。標的は着弾前から心理的影響に晒され、戦闘意欲を喪失するケースも報告されている（通称：Bamboo Shock）。